Q1.「モダン和風」って何ですか?
Answer1.
和風と言っても、別に古くさい家が好きとか、そういう訳じゃありません。和風建築が長い歴史の中で極めてきた部分と、現代建築の良いところを上手くミックス、いいとこ取りして、飽きのこないシンプルな息の長いデザインを心がけています。他の言い方もあるのでしょうが、いま当社では、たまたま「モダン和風」と呼ばせていただいています。
Q2.斉藤さんで建てた我が家には、
そこかしこに職人さんの手仕事が見受けられます。
なぜですか?
Answer2.
簡単に言えば、既製品や工場生産のものを使うより、断然バリューが高いからです。良い職人が必要人数揃っていれば「早い・きれい・正確」の三拍子が揃って、尚且つ「直しやすい」というメンテナンス性の高さも確保できるのです。サイズにとらわれずに済む設計の自由度もあります。自分たちが気持ちよく暮らすのが目的なのに、生産ラインの都合に合わせたサイズ感のせいで、家のデザインに制約がかかってしまうなんて、本末転倒だと思ってます。ですから、自ずと手仕事の部分は多くなりますね。
Q3.斉藤重一建築の家に住んで早3年になります。
「我が家」だから特別なのかもしれませんが、
流行りのおしゃれカフェみたいな家とは違い、
なぜだか気持ちがゆったりと落ち着くのです。
新しい家なのに、随分長い間住んでいるみたいな。
なぜなんでしょうか?
Answer3.
家が良くなるかどうか?には、実にたくさんの要素が関係します。その中で新しい住宅会社が取り組みがちなことの一つに「標準化」というものが存在します。簡単に言うと、全てのお客様の家に画一的に導入する「当社のおすすめ」のようなものです。これを私は「オーダーメイドと言いながら、細部を考えなくなってしまう要因」だと考えています。まぁ楽なんでしょうね。お客様のニーズを事細かに分析する必要はありませんから。私たちは経験に基づく事実から「新築ならこうした方が良いですよ」と言う話をすることもありますが、基本はお客様は十人十色だと思っていますので、その家に住まう家族のこれからの人生を一番に設計を考えます。「家族」というものを詳細に理解するのはナカナカ大変ではありますが、福井のこの地に暮らす家を考えるのならば、私は必要な作業だと思って家づくりに取り組んでいます。そういう部分があるのかないのかは、大きい差になってくると思います。